Lower Secondary Programme (LSP)
“変化する世界の中で、若者が批判的に考え、
自信を持って行動し、しなやかに生き抜く力を育む"
ローワーセカンダリープログラム(LSP)は、KISTが独自に開発した3年間のプログラムで、Grade 6~8(対象年齢11~14歳)の生徒を対象としています。
このプログラムの主な目的は、Grade 9~10のIGCSEおよびGrade 11~12のIBディプロマプログラム(DP)への備えとして、生徒の学力、知識、そしてライフスキルを育て、国際社会で活躍できる高度なスキルを持ったグローバル市民を育成することにあります。

多くの教科において、IBのMYP(ミドルイヤーズ・プログラム)の枠組みの一部が組み込まれており、DPに不可欠な探究スキルを養う内容が含まれています。数学・理科・コンピューティングについては、Pearson Edexcel iLowerSecondary カリキュラムを基盤としています(コンピューティングの初回試験は2025年に実施予定)。数学・理科・コンピューティングの科目ガイドはPearson社のウェブサイトを通じて一般公開されており、保護者の方も自由に閲覧可能です。
LSPカリキュラムの大きな特徴の一つは、IGCSEやDPで成功するために必要なスキルや知識を網羅していることです。
たとえばKISTでは2014年からIGCSE数学が導入されており、IGCSEのFurther Pure Mathの内容は、DPの数学:解析とアプローチ HLの約半分をカバーしています。Edexcel iLowerSecondary 数学は、公式にIGCSEへとつながるカリキュラムであり、LSPの学びを通してDPへの準備が自然と進められるように設計されています。
LSPの最終学年であるGrade 8では、自然科学、数学とコンピューティングのEdexcel公式試験が実施されます。
これにより、生徒たちは公式な試験環境に早い段階から慣れることができるという利点があります。IGCSEもDPもプログラム終了時に外部試験があるため、この経験は非常に貴重です。さらに、公的な試験結果を通じて、生徒がどの程度スキルや知識を身につけたかを客観的に把握することも可能になります。